分子夾雑の生命化学

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新学術領域「分子夾雑の生命化学」第2回CIBIC ワークショップが開催されました。

新学術領域「分子夾雑の生命化学」第2回CIBIC ワークショップ報告書

 

京都大学 工学研究科  CIBIC特定助教 坂本清志

 

2021年1月28日(木)に新学術領域研究「分子夾雑の生命化学」第2回CIBIC ワークショップが開催されました。本来なら、2期公募班の先生方に新しくご参加いただいたこともあり、対面で開催したかったのですが、COVID-19感染拡大防止の観点から、オンライン形式(Zoom) による開催となりました。

本CIBICワークショップは、領域活動の後半2年をスタートするにあたって、最先端機器共同利用推進による研究活動の促進と高度な研究技術の相互供与による共同研究の推進を目的としています。オンラインによる開催ではありましたが、40名以上が参加し、大変盛況な会議となりました。

ワークショップでは、領域代表•浜地格先生(京都大学工学研究科)からの主旨説明の後、シンポジウム世話人である窪田亮先生(京都大学工学研究科)ならびに田村朋則先生(京都大学工学研究科)から「共焦点レーザー顕微鏡LSM800 with Airyscan: Self-sorting超分子ゲルのその場観察」および「Orbitrap LC-MSMS Q-Exactiveを用いたラベル化タンパク質の網羅解析」の各タイトルにて、本新学術領域解析拠点であるCIBIC に配備されている超高解像度共焦点レーザー顕微鏡LSM800-Airyscan (Zeiss) と液体クロマトグラフィータンデム質量分析装置Q-Exactive (Thermo Fisher) について、装置の仕様、原理からアプリケーションまで、実際の研究成果をふまえて判り易く解説いただきました。

ワークショップ後のディスカッションでは、これらの装置を利用した共同研究計画がなされる等、「分子夾雑の生命化学」という領域研究を推進する上で大変有意義な会議となりました。