分子夾雑の生命化学

分子夾雑の生命化学

menu

分子夾雑の生命化学 第2回領域会議が終了しました。

  分子夾雑の生命化学 第2回領域会議 報告書 

京都大学 工学研究科  CIBIC特任助教 坂本清志

平成30年5月22 – 24日にホテルマリノアリゾート福岡にて、新学術領域研究「分子夾雑の生命化学」第2回領域会議が開催されました。領域スタートから2年目の開始にあたり、計画班の先生方に加え、本年度から新たに領域に参加いただいた多くの公募班の先生方に参加いただきました。

本領域会議は、領域趣旨と領域内の研究内容を共有するとともに、研究者間の連携を深めて共同研究を一層推進することを目的としています。本会議には、評価委員2名に加えて、計画研究者9名、公募研究者31名、分担連携研究者13名の計55名が参加し、大変盛況な領域会議となりました。

  領域会議では、冒頭に領域代表浜地格先生から領域趣旨説明やこれまでの成果、活動内容ならびに今後の活動予定等が報告されました。次いで、3日間にわたって各A01、A02、A03班に所属する計画班および公募班の先生方による研究内容説明が行われ(発表20分、質疑応答5分)、合成化学、物理•計算化学、分析•応用化学等を含む非常に多岐に渡る研究分野から、非理想状態である分子夾雑な環境の生体分子システムの理解を目指した魅力的な数多くの研究提案が成されました。

会議最終日の初めに、浜地格代表から統合生命化学研究センター(CIBIC) の説明に加え、領域研究において共同利用可能機器の整備や連携共同研究の進捗状況ならびにCIBICを介した今後の共同研究の推進等の告知がなされました。その後、A03班長である馬場先生から、本領域におけるこれまでの国際活動状況と今後の国際的ネットワーク構築に向けた取り組み等の説明が行われ、公募班の先生方からの積極的な参加が促されました。

領域会議の初日に行われた懇親会の席上では、評価委員である川合知二先生(大阪大学)からご講評をいただき、領域構成メンバーによるより一層の連携共同研究の推進を期待されました。また、会議最終日には、評価委員である吉川研一先生(同志社大学)から暖かい激励のお言葉をいただきました。本領域会議全体と懇親会を通じて、参画研究者による意見交換と交流が行われ、分子夾雑化学という新しい学理の構築を目指す本領域を推進する上で大変有意義な会議となりました。

保存保存保存保存

保存保存

保存保存

保存保存